こんにちは、年間100冊の本を読む40代キャリアカウンセラーのほんまるです。
突然ですが、あなたに一つ質問があります。
「もし、今日が人生最後の日だとしたら、あなたは今の生き方に後悔はありませんか?」
毎日仕事に追われ、満員電車に揺られ、「いつか時間ができたらやりたいこと」を後回しにしている日々。ふと立ち止まったとき、「このままでいいのだろうか?」という漠然とした不安に襲われることはありませんか。
実は私もそうでした。何者かになりたいけれど、日々の生活を回すだけで精一杯。そんな時に出会い、私の背中を強烈に押してくれたのが、今回ご紹介する一冊です。

| タイトル | あした死ぬかもよ? 人生最後の日に笑って死ねる27の質問 |
| 著者 | ひすいこたろう |
| 出版社 | ディスカヴァー・トゥエンティワン |
| 発売日 | 2012/12/25 |
サマリー(結論)
忙しいあなたのために、本書の結論を3行でお伝えします。
- 死を真剣に見つめることで、初めて「自分の本心(ハートの声)」に気づくことができる。
- 人生最大の後悔は「もっと冒険しておけばよかった」ということに尽きる。
- 「いつかやる」の「いつか」は来ない。締切(死)を意識して、今日から生き方を変えよう。
こんな人におすすめ
- 「やりたいことはあるけど、時間がない」と言い訳してしまう人。
- 今の仕事や生活に不満はないが、心のどこかで虚しさを感じている人。
- 親孝行や大切な人への感謝を、つい後回しにしてしまっている人。
90歳以上の90%が抱く「人生最大の後悔」とは?
本書の冒頭で紹介されている、アメリカで行われたあるアンケート結果が衝撃的です。それは90歳以上のご老人に「90年の人生を振り返って唯一後悔していることは何ですか?」と聞いたもの。
これに対し、なんと90%の人が同じ答えを返したそうです。それは何だと思いますか?
「もっと冒険しておけばよかった」
お金がないことでも、家を持てなかったことでもありません。「やらなかったこと」への後悔です。
著者のひすいこたろうさんは言います。このままの生き方を続けたら、5年後、10年後、そして人生最期の瞬間に、あなたも同じように後悔することになるのではないか、と。
私たちは普段、「自分だけは死なない」と無意識に思って生きています。しかし、死に至る確率は全人類100%です。この「当たり前の事実」から目を背けず、直視することから本当の人生が始まります。
死は「生」を完全燃焼させる最高のスイッチ
「死」という言葉を聞くと、どうしても怖くて暗いイメージを持ちがちですよね。しかし本書では、死をネガティブなものではなく、生を輝かせるための「スイッチ」として捉えています。
かつてのサムライたちが情熱的に生きられたのは、「自分はいつか死ぬ身である」という事実から目を逸らさず、「この命を何に使おうか」と日々心を練っていたからです。
例えば、幕末の志士・坂本龍馬のエピソードが紹介されています。彼は海援隊の船が沈没させられるという大ピンチ(命の危険もあり、莫大な損害も出た状況)において、なんと相手を揶揄する歌を作って流行らせたり、ハッタリをかまして交渉したりと、深刻にならずに「冒険」として楽しみました。
なぜそんなことができたのか。
「なんでも思い切ってやってみろよ。どっちに転んだって、人間、野辺の石ころと一緒。最後は骨となって一生終えるのだから」
龍馬は、人間は最後には骨になるだけだと知っていたからこそ、失敗を恐れずに挑戦できたのです。死ぬ覚悟ができると、人は自由になれるのです。
あなたの「いつか」は永遠に来ない
私たちはよく「いつかやろう」「時間ができたら行こう」と言います。しかし、著者は鋭く指摘します。
Monday, Tuesday, Wednesday, Thursday, Friday, Saturday, Sunday……
どこを探しても、1週間の中に「Someday(いつか)」という日はないんです。
縄文人の平均寿命が15歳前後だったことを考えれば、私たちが大人になって生きていること自体が奇跡です。明日が必ず来る保証はどこにもありません。
本書には、東日本大震災の被災地の方々の言葉も紹介されています。「大切にしていたお酒を飲まずにとっておいたら、津波で流されてしまった」というエピソードは、今この瞬間の大切さを痛烈に教えてくれます。
「いつか」を「今日」に変えること。そして、夢に「締切日」を設けること。死(人生の締切)を意識することは、夢を叶える最強の原動力になるのです。
【独自性】私が実際に試して変わったこと
ここからは、実際に私が本書を読んで実践し、人生が変わった体験をお話しします。
本書の中に「自分の墓碑銘(お墓に刻む言葉)を考える」というワークがありました。また、「自分の死亡記事を書いてみる」というユニークな提案もあります。
当時の私は、仕事で思うような成果が出せず、上司の顔色ばかり伺う毎日。「どうせ自分なんて」と腐っていました。しかし、この本を読んで、騙されたと思って「理想の死亡記事」を書いてみたのです。
私はノートにこう書きました。
「〇〇氏は、40代からキャリア支援のプロとして独立。多くの迷える社会人の心に火をつけ、『あなたのおかげで人生が変わった』と感謝されながら、笑顔で息を引き取った」
書いた瞬間、涙が出てきました。今の自分と、理想の最期があまりにもかけ離れていたからです。でも同時に、「自分が本当はどう生きたいのか」が明確になりました。私はただの会社員として終わるのではなく、誰かの人生の転機になるような存在になりたかったのです。
そこからの行動は早かったです。「明日死ぬとしても、今の仕事を続けるか?」と自問し、会社にいながらキャリアカウンセラーの資格勉強を開始。そして、ブログでの発信を始めました。
もしあの時、このワークをやっていなかったら、私は今も「いつかやりたい」と言いながら、居酒屋で愚痴をこぼしていたでしょう。死を想うことは、決して絶望ではなく、「希望へのスタートライン」だったのです。
明日からできるアクションプラン
本書には27の質問がありますが、その中から特に効果的ですぐに実践できる3つのアクションをご紹介します。
- 「今日が人生最後の日だとしたら、今日やろうとしていることをする?」と毎朝鏡に向かって問う
スティーブ・ジョブズの有名な習慣です。もし「No」が続くなら、何かを変えるタイミングです。小さなことからで構いません。今日の予定を一つだけ、自分の「本心」に従うものに入れ替えてみてください。 - 「死ぬまでにやりたいことリスト10」を書き出す
映画『最高の人生の見つけ方』のように、ワクワクすることを書き出しましょう。ポイントは、10個目は「死ぬほどバカバカしいこと」を入れること。私は「雨の中で歌いながら踊る」と書きました(笑)。制限を外すことが大切です。 - 大切な人に「ありがとう」を伝える
両親、パートナー、友人。明日会える保証はありません。「今度会ったら言おう」ではなく、今すぐLINEでも電話でもいいので感謝を伝えてください。これが人生最大の不幸である「死ぬ直前の後悔」を防ぐ唯一の方法です。
まとめ:人生最後の日、あなたは笑っていますか?
冒頭のネイティブアメリカンの言葉に戻りましょう。
あなたが生まれたとき、あなたは泣いていて周りの人たちは笑っていたでしょう。
だから、いつかあなたが死ぬとき、あなたが笑っていて周りの人たちが泣いている。
そんな人生を送りなさい。
本書『あした死ぬかもよ?』は、単なる自己啓発本ではありません。あなたの命の時間をどう使うか、その覚悟を問うてくる「命の書」です。
失敗してもいい、恥をかいてもいい。最後はみんな骨になるのですから。それよりも恐れるべきは、「自分らしく生きなかったこと」への後悔です。
さあ、新しい人生を始める準備はできましたか?
あなたの残りの人生で、今日が一番若い日です。後悔のない冒険の旅へ、今日から踏み出しましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
- 『3秒でハッピーになる名言セラピー』ひすいこたろう著
- 『死ぬ瞬間の5つの後悔』ブロニー・ウェア著


