こんにちは、年間100冊の本を読む40代キャリアカウンセラーのほんまるです。
「なんだか、毎日が同じことの繰り返しでつまらない……」
「どうして私だけ、こんなに嫌なことばかり続くんだろう?」
そんなふうに、どんよりとした曇り空の下にいるような気持ちで過ごしていませんか?
実は、かつての私もそうでした。仕事のプレッシャーで「うつ」を経験し、熊本地震で命の危機に直面し、子育てでも孤独に震えていた時期があります。「私の人生、もう終わったな」と何度も絶望しました。
そんな私を暗闇から救い出してくれたのが、今回ご紹介する一冊、ひすいこたろうさんの著書です。
この本は、単なる「前向きになろう」という精神論ではありません。起きてしまった出来事(事実)をどう料理するかという「解釈の技術」を教えてくれる、最強の人生攻略本なのです。

| タイトル | あなたの人生がつまらないと思うんなら、 それはあなた自身がつまらなくしているんだぜ。1秒でこの世界が変わる70の答え |
| 著者 | ひすいこたろう |
| 出版社 | ディスカヴァー・トゥエンティワン |
| 発売日 | 2015/1/15 |
1. 本書のサマリー(結論)
本書の結論をズバリお伝えするなら、これに尽きます。
事実は一つ、解釈は無限。
あなたの「視点」が変わった瞬間に、世界は1秒で姿を変える。
現実は、真っ白なキャンバスのようなもの。そこに「悲劇の物語」を描くのか、「最高のドラマ」を描くのかは、すべてあなた自身の自由なのです。
2. どんな人に読んでほしいか
- 毎日が退屈で、人生に「面白み」を感じられない人
- 失敗や傷つきやすい性格に悩み、自信を失っている人
- 人間関係のイライラや、将来への不安で心が重い人
- 「どうして自分ばかり不運なんだ」と被害者意識を感じてしまう人
3. 本の要約:人生を面白くする「解釈」の魔法
① 「事実は存在しない。あるのは解釈だけである」
ひすいさんは、哲学者ニーチェの言葉を引用しながら、こう語ります。星はただ夜空にあるだけ。それを結んで「しし座」や「さそり座」というドラマチックな物語にしたのは、人間の想像力です。
事実というものは存在しない。存在するのは解釈だけである。
(引用:フリードリヒ・ニーチェ)
人生も全く同じです。「問題が問題なのではなく、それをどう捉えるかが本当の問題」なのです。
例えば、大切にしていたiPhoneを落として傷がついてしまったとき。「最悪だ……」と落ち込むのは簡単です。しかし、ひすいさんはその傷を見て、こう解釈しました。
「この傷は、坂本龍馬の墓参りに行ったときについたもの。龍馬からのエールだ!」
そう思った瞬間、ただの「傷」は「世界に一つだけのオリジナル・デザイン」へと価値が逆転しました。出来事を変えることはできなくても、1秒で「意味」を書き換えることはできるのです。
② どん底(ズンドコ)こそが「自分らしさ」の宝庫
ひすいさんは、人生のどん底を「人生ズンドコ!」と呼んで楽しむことを提案しています。
私たちは、順風満帆なときには自分の内面を深く見つめることはありません。しかし、カラカラに干からびた「昆布」や「干しいたけ」から最高のダシが出るように、人間も苦しい時期を経験してこそ、深い味わい(自分らしさ)が出てくるのです。
- 失恋したとき: 史上最高の自分に生まれ変わるチャンス
- コンプレックスがあるとき: それが愛嬌になり、魅力に変わる起点
- 親を許せないとき: 最高の反面教師として、今の自分の優しさを育ててくれた存在
このように、すべてのネガティブな出来事は、あなたの個性を輝かせるための「伏線」にすぎません。
③ 感情を癒やす魔法のメソッド「まなゆい」
とはいえ、どうしてもポジティブに考えられないときもありますよね。そんなときのために、本書では「まなゆい」という言霊メソッドが紹介されています。
やり方はとてもシンプル。湧き上がってくる感情を、以下のフレーズに当てはめてつぶやくだけです。
「私は、(今の素直な気持ち)と思っている自分を受け入れ、認め、ゆるし、愛しています」
「上司にムカついている自分」「不安でたまらない自分」。
これらを否定するのではなく、ありのままに「全肯定」してあげること。
感情を「いい・悪い」でジャッジせず、ただ認めてあげるだけで、心にスペースが生まれます。この「ゆとり」こそが、新しい解釈を生み出す土台となるのです。
④ 「不機嫌」は最大の罪、あなたの「ご機嫌」は世界を救う
文豪ゲーテの言葉を借りて、ひすいさんは「人間の最大の罪は不機嫌である」と説いています。
不機嫌は伝染します。一人の怒鳴り声が、巡り巡って誰かの子どもを泣かせることになるかもしれません。逆に言えば、あなたが今ここで「ご機嫌」でいることは、立派な社会貢献なのです。
「最近いいことがないな」と思ったら、まずは無理やりにでも「あ〜、幸せ!」と3回つぶやいてみてください。脳には、言葉に合わせた情報を探す機能があります。「幸せ」と口にすることで、脳は「幸せな証拠探し」を自動的に始めてくれるのです。
4. 私が実際に試して変わったこと:震災と絶望の中で見つけた光
この本と出会ったとき、私は人生の大きな荒波の中にいました。熊本地震で震度7を2回経験し、当たり前の日常が崩れ去ったショック。さらに仕事の重圧から「うつ」を発症し、自分の情けなさに毎日泣き暮らしていたんです。
「どうして私ばかり不運なんだろう」「もう元の自分には戻れない」
そんなふうに、自分を呪う毎日でした。
しかし、ひすいさんの言葉を借りて、自分の人生を「客観的な映画」のように眺めてみたんです。
「今、主人公のほんまるはどん底にいるけれど、ここからどう立ち上がれば観客は感動するだろう?」
そう視点を変えたとき、「うつ」という経験すらも、同じ悩みを持つ人に寄り添うための「キャリアカウンセラーとしての最強の武器」に思えてきました。
実際に私が取り組んだのは、イライラや不安が襲ってきたときに「まなゆい」を唱えることでした。「怖いと思っている自分を、そのまま愛しています」と繰り返すうちに、心が驚くほど静まっていきました。
その結果、何が変わったか。
「外側の出来事(地震や病気)」に自分の幸せを左右させない、鋼のような「内側の視点」を手に入れることができました。
今では、トラブルが起きても「おっ、最高のネタが来たぞ!」と笑える強さが備わっています。まさに、人生の主導権を自分に取り戻した瞬間でした。
5. 明日からできるアクション
読んだだけで終わらせず、今日から一つでも実践してみましょう。
- 嫌なことが起きたら、あえて「おっ!面白くなってきたぞ!」と口に出してみる。
- 寝る前に「あ〜、幸せだな〜」と3回唱えてから眠りにつく。
- モヤモヤしたら「まなゆい」のフレーズで自分の感情を全肯定してあげる。
- 身の回りの「水回り(トイレや洗面所)」を一つだけピカピカに磨いてみる。
6. まとめ
ひすいこたろうさんの言葉は、優しく、温かく、それでいて鋭く私たちの本質を突いてきます。
「人生がつまらない」と感じているあなた。それはあなたが人生を真面目に、一生懸命に生きようとしている証拠でもあります。
でも、もう少しだけ肩の力を抜いてみませんか?
世界はあなたが思うよりもずっと自由で、遊び心に満ちています。
あなたの「認識」が変われば、この世界は今この瞬間から「パラダイス」に変わります。
今日、この記事に出会ってくださったことも、きっと何かの素敵な伏線です。あなたの人生という物語が、ここからさらに輝き出すことを心から応援しています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
7. 関連書籍
- 『3秒でハッピーになる名言セラピー』(ひすいこたろう 著)
……本書の原点ともいえる一冊。短く心に響く言葉が満載です。 - 『あした死ぬかもよ?』(ひすいこたろう 著)
……「死」を意識することで、今この瞬間の大切さを実感できる名著。


