こんにちは、年間100冊以上の本を読み解く40代キャリアカウンセラーのほんまるです。
あなたは今、こんな悩みを抱えていませんか?
「引き寄せの法則の本を何冊も読んだけれど、現実が全く変わらない……」
「ポジティブに考えようとすればするほど、逆に不安が押し寄せてくる……」
「自分のやりたいことが分からず、ただ毎日が過ぎていく……」
もし一つでも当てはまるなら、今回ご紹介する本は、まさにあなたのための処方箋になるはずです。
今回ご紹介するのは、『ふしぎな村の村長の教え』(著者:コルク / 吉松 誠)です。

この本は、よくある小難しい理論書ではありません。
人生に疲れ果てた主人公が、不思議な村での出会いを通じて「世界の仕組み」を学んでいく、心温まる物語形式の自己啓発書です。
私自身、キャリアカウンセラーとして多くの人の悩みを聞いてきましたが、この本に書かれている「エネルギー状態」や「ハビット思考」という概念は、人生を好転させるための核心を突いていると確信しました。
なぜ「願ったこと」ではなく「今の自分の状態」が現実を作るのか?
その謎を一緒に紐解いていきましょう。
| タイトル | ふしぎな村の村長の教え |
| 著者 | コルク(吉松 誠) |
| 出版社 | イグニッション・エージェント(Kindle版など) |
| 発売日 | 2020年9月 |
3行でわかる!本書の結論
忙しいあなたのために、本書の核心をズバリ3行でまとめました。
- 現実は「願った言葉」ではなく、あなたの内側の「エネルギー状態(感情・感覚)」に反応して作られる。
- 悩みの大半は、脳の自動的な癖である「ハビット思考」が作り出した幻想に過ぎない。
- 幸せとは達成するゴールではなく、今ここで作り出せる「心の状態」のことである。
こんな人におすすめ
- 「引き寄せの法則」を実践して挫折した経験がある人
- 将来への漠然とした不安が消えず、常に何かを考えてしまっている人
- 自分には「何もない」「価値がない」と感じてしまっている人
【要約】引き寄せの真実は「言葉」ではなく「エネルギー」
物語の主人公「シャチ」は、32歳で無職、人生に行き詰まりを感じている男性です。
彼はある日、登山中に崖から転落し、地図にはない「ふしぎな村」に迷い込みます。
そこで出会った若き「村長」から教わる一つ目の衝撃的な真実。それは、これまで多くの人が誤解していた引き寄せの法則の原理でした。
宇宙は言葉を理解しない
私たちはよく、「お金持ちになりたい!」「素敵なパートナーが欲しい!」と願ったり、紙に書いたりしますよね。
しかし、村長はこう断言します。
宇宙が反応するのは言葉ではない。君のエネルギー状態だ。
(本文より引用)
いくら口で「私は豊かだ」と言っていても、心の中で「不安だ、お金がない」という周波数(エネルギー)を出していれば、宇宙はその「不安なエネルギー」を正確にキャッチし、「不安な現実」を作り出してしまうのです。
村長はこれをイルミネーションに例えて説明しています。
- 自分が「青色」のエネルギーになれば、世界中の電球が反応して「青い現実」になる。
- 自分が「黄色(不安)」なのに、言葉だけで「青(幸せ)」と唱えても、現実は「黄色」のまま。
つまり、大切なのは「そのエネルギー状態(感情・体感)になれるかどうか」なのです。
「内側の世界」が先、「外側の世界」は後
多くの人は、「良いことが起きた(外側)」→「嬉しい(内側)」という順番で生きています。
しかし、本来の仕組みは逆です。
「自分を満たしておく(内側)」→「良いことが起こる(外側)」
この順序を間違えているから、現実に振り回されてしまうのです。
まずは自分の内側を「温泉に入っているような心地よい状態」に整えること。これが全てのスタートラインです。
【要約】自分を苦しめる「ハビット思考」の罠
次にシャチが学んだのは、私たちを悩み苦しませる元凶についてです。
それは出来事そのものではなく、私たちの頭の中で勝手に暴走する思考の癖でした。
悩みを製造する工場「ハビット思考」
村長は、自動的にネガティブなことをグルグルと考え続けてしまう思考の癖を「ハビット(Habit)思考」と名付けました。
- ハビット思考は、解決策を持たず、ただ不安や悩みを増幅させるだけ。
- 「考えたくないのに考えてしまう」のは、思考に使われている状態。
これに対する解決策は非常にシンプルです。
それは、「あ、今ハビット思考にハマっているな」と気づくこと。
プールの水中に潜っている(悩みの渦中)状態から、プールサイドに上がって「自分が泳いでいるのを見る」ような客観的な視点を持つだけで、その苦しみからは抜け出せると説いています。
感情の振り子と「ゼロ地点」
また、本書では「ポジティブ思考」への過度な依存にも警鐘を鳴らしています。
感情は「振り子」のようなものです。
無理にポジティブ(プラス)に振ろうとすればするほど、その反動で必ずネガティブ(マイナス)に大きく振れてしまいます。
これがいわゆる「ポジティブ中毒」の状態です。
目指すべきは、無理なポジティブではありません。
「ゼロ地点(心地よい、フラットな状態)」を自分の定位置(平均値)にすることです。
常に「心地よい状態」でいれば、嫌なことがあってもすぐに戻ってこられます。
この安定感こそが、最強の引き寄せ体質を作るのです。
私が実践して「心の重荷」が消えた話
ここからは、実際に私がこの本の内容を試してみて、どう変わったかをお話しします。
正直に言うと、私はこれまで「成果を出さなければ価値がない」と思い込んでいる典型的な仕事人間でした。
毎朝起きると、頭の中は「今日のタスク」と「将来の不安」でいっぱい。
無理やり鏡に向かって「俺はできる!」と自己暗示をかけていましたが、夕方にはドッと疲れて自己嫌悪に陥る……そんな毎日でした。
しかし、本書の「幸せとは、なるものではなく、状態のことだ」という一節を読んだとき、ハッとしました。
私は「成功したら幸せになれる」と信じて、今の自分を犠牲にしていたのです。
そこで、村長の教え通り、「まずは内側のエネルギー状態を整える」ことだけを徹底してみました。
具体的には、朝起きたときや仕事の合間に、「温泉に入って『はぁ〜』と息を吐くときの感覚」をイメージだけで再現してみたのです。
現実には温泉にいなくても、脳内でその「体感」を味わうことはできます。
これを続けて1週間ほど経った頃でしょうか。
不思議なことに、これまでイライラしていた部下のミスに対して、感情的に反応しなくなったのです。
「あ、今ハビット思考が動き出したな」と冷静に気づけるようになり、怒りの感情に巻き込まれなくなりました。
結果として、職場の空気が柔らかくなり、なぜか滞っていたプロジェクトもスムーズに進み始めました。
「自分が心地よい状態でいるだけで、周りの現象が変わる」というのは、本当だったのです。
何か特別な努力をしたわけではありません。
ただ「自分の機嫌を自分で取る(ゼロ地点に戻す)」ことを優先しただけ。それだけで、人生の景色がガラリと変わりました。
明日からできる3つのアクション
この本から学び、あなたが明日からすぐに実践できるアクションプランを3つ提案します。
-
1. 「温泉イメージ」でエネルギーリセット
イライラしたり不安になったら、目を閉じて「最高に気持ちいい温泉」に入っている自分を想像してください。その「心地よさ」の体感だけを今の自分に持ってきましょう。これが「ゼロ地点」です。 -
2. 「ハビット思考」に名前をつける
悩みが頭をグルグルし始めたら、「お、また『自動悩み製造機』が動き出したな」と客観的に実況してください。気づいた時点で、あなたはもうその思考から抜け出せています。 -
3. 自分の「役割」ではなく「在り方」を決める
仕事の内容(何をするか)ではなく、「どんな自分でいるか」を決めましょう。主人公のシャチのように「困っている人に手を貸す人」など、自分の在り方(キャラ)を設定し、それを演じるつもりで1日を過ごしてみてください。
まとめ:幸せは「なるもの」ではなく「状態」
物語のラスト、シャチは病院のベッドで目を覚まします。
あの村での出来事は夢だったのか、現実だったのか……。
しかし、彼の手元には村での教えを書き留めた「ハート柄のノート」が残されていました。
これは、「学んだことは決して消えない」というメッセージではないでしょうか。
私たちは幸せを「遠い未来のゴール」に設定しがちです。
でも、村長は教えてくれました。
君はいつでも幸せになれる、ということだよ。
(本文より引用)
幸せとは、何かを手に入れた後に来るものではなく、今この瞬間に自分で作り出せる「エネルギーの状態」のことです。
もしあなたが今、人生に迷っているなら、ぜひこの本を手に取ってみてください。
村長の優しくも本質的な言葉たちが、凝り固まったあなたの心を優しく解きほぐしてくれるはずです。
まずは今、この瞬間、深呼吸をして「心地よい感覚」を味わうことから始めてみませんか?
あなたの新しい人生のストーリーは、そこから始まります。
関連書籍
- 『ザ・シークレット』(ロンダ・バーン著)
引き寄せの法則の原点とも言える一冊。本書の理論的な背景をより深く知りたい方に。 - 『ニュー・アース』(エックハルト・トール著)
「思考(エゴ)」と「本当の自分」を切り離す、ハビット思考からの脱却をより深く学びたい方におすすめ。


